munchkins’ blog

国際結婚、英語、子育て、プリスクールの内情など、つらつら。。

The magic word

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皆さんは"magic word"という言葉を聞いたことがありますか?

マジックといっても、チチンプイプイの類ではありません(笑)

今日お話しする"magic word"の正解は"Please"です。 

 

英語で子育てをしていると 

"What's the magic word?"

こんな表現によく出会います。 

 

ママ、あれやって!これやって!ではなく、

"Help me, please."

イギリスの義母もよく使っているし、プリスクールでもよく使われる表現です。 

 

先日もプリスクールでクラスに入った時、ある生徒が私に向かって、

"Close the door!" 

お家でいえば「ママ、閉めて。」といったところでしょうか。。

 

何気なく言ったところ、先にクラスにいた外国人講師から、

"What's the magic word?"  

"It's so rude."😡

と注意されていました。

 

"Sorry, m.  Close the door, please."

 

そう☝️、

たかがドアではあるけれど、閉めてほしいとお願いするのだから "Please."

こどもだからは通じません✋。基本のマナーです。

 

さてこの"Please."

こどもだから "What's the magic word?"

の気づきを与える問いかけで済みましたが、これが大の大人だったらどうでしょう。

"Please."は、たった1言ですがつけるのとつけないのとでは違い。

くどいようですが、マナーですものね。

 

"Please." は、つけることで相手との距離が近づき、またつけないことで遠ざけたりもする。まさに"magic"な単語、そのものなのです。 

 

それを身をもって体験したのが、数年前にイギリスから帰ってくる飛行機の中でのこと。

3人席の、私の隣に座ったのは韓国人のカップルでした。

2人共あまり英語が得意ではないようでしたが、寒くはないか、喉は乾いていないかなど、彼女の世話をしきりに焼く彼。とても紳士的ですね☺️

"Cold"

と言って彼女の為に毛布をもらってやり、食事の時間ともなれば、彼女の代わりに全て答えてあげる。なんとも頼もしい彼氏さんではあるのですが、その答え方がこんな感じ。

 

"Chiken."

"Yes."

"Coffee."

"No."

 

先ほどのプリスクールの生徒のように悪気はないとは思いますが、このやり取り。なんだかとてもぶっきら棒に聞こえませんか?

 

食事はチキンとビーフ、どちらがよろしいですか?

"Chiken."

チキンで。

 

コーヒーはいかがですか? または、お持ちしましょうか?

"Yes."

あ、はい。

 

日本ではこう答えるのが(大体)普通で、無礼でもなんでもなく間違ってはいないのです。韓国も、きっとそうなのでしょうか???

ただ英語圏ではそうはいきません。チキンや、はいの後ろに1つでも"Please."が付いていたら。。

 

そんな、小さなことの積み重ねだと思います。

 

先ほどの韓国人のカップル。今度は彼女のイヤホンの調子が悪くなったようで、早速フライトアテンダントを呼んだ彼。

事情を上手く伝えることのできなかった彼が、最後に思いついたのが"Change"という単語。

 

"Change! Change!" 力強く訴えます。

何度も言うようですが、せめてそれに"Please."が付いていたら。。

 

 "Change!" 

 

気分を害したそのアテンダントは、彼の手からイヤホンをもぎ取るように奪うとそのまま奥へ引っ込んでしまいました。

彼女のためにいいところを見せたかったであろうその韓国人の彼。彼女の目にはどんな風に映ったのでしょう。。

 

あのフライトアテンダントは、彼が英語を話せないから怒ったのではありません

現に"cold"だけで、親切に毛布を持って行っているではありませんか。

彼にあの時欠けていたのは、英語力ではなく単に相手を思いやる力

お願いするのだから"Please"があり、してもらったのだから"Thank you."がある。

それがあまりに欠けていたので、接客のプロの彼女ですら、ついに怒ってしまったのです。

 

チキンとビーフ、どちらがよろしいですか?

"Chiken, please."

 

コーヒーはいかがですか?

"Yes, please."

 

紅茶はいかがですか?

"No, thank you."

 

そんな彼とは対照的に、いや、そんな彼が隣にいたからこそ際立ったのか、私はこれを付けただけで、接客のプロの彼 / 彼女たちから、とても大事に扱われました。

まさに"magic"✨

 

以来、こども達に英語を教えるときは、まずこの"Please." "No, thank you." 

それから"Thank you." を真っ先に、そして繰り返し教えています。

自然と口から出てくるように、しっかりと身につくように。


Open Shut Them | Super Simple Songs

 

こども達にはどこへ行っても大切に扱われてほしいもの✨

 

 "What's the magic word?"