munchkins’ blog

国際結婚、英語、子育て、プリスクールの内情など、つらつら。。

There's no such thing as ghosts!

私は義母が大好きだ。

 

初対面の人と話すのは大抵緊張するものだが、彼女においては不思議と沈黙すら気にならなかった。初めて夫に会ったときと同じ感覚で、さすが親子だと思ったのを覚えている。

 

義母は初めて会った時から、私自身を受け入れてくれた。上手く言えないけど、私から日本人という枠を取って接してくれていたように思う。それがすごく心地良かった。

 

彼女はイタリア人イギリスに住むイタリア人。。

 

それが、私を丸ごと受け入れてくれた彼女のルーツなのかもしれない。

 

国際結婚をしていると、こどもの育て方1つとっても文化の違いがあることに気づく。私たち夫婦で言えば、いつからこどもを1人で寝かせるか?というのが代表的なものだろう。

 

初めて長男、マン(当時1歳)を連れて帰った時、義母からマンの部屋を私たち夫婦と一緒にするかどうかを聞かれたので、

 

「一緒で🙂」

 

と言ったら、それならもう1つマンのベッドがいるわねと言って、もう1台ベッドを運んでくれようとした。

 

私たち夫婦用に用意してもらった部屋は、元々夫と彼のお兄さんが一緒に使っていた部屋で、シングルのベッドが2台あった。

夫と2人でシングルはキツイけど、1歳児のマンとならシングルで寝ても大丈夫✌️

 

「マンは夫か私のどちらかと一緒に寝るので大丈夫。どうぞお構いなく。」

 

と言うと義母は、

 

「そう?もう1台ベッドを運ぶなんて大したことないから、必要だったらすぐに言ってね。」

 

で、終わりである。

 

翌日夫の兄、姉家族にそれぞれ会ったが、なぜマンを1人で寝かせないのか随分聞かれたっけ。。。

 

ちなみに我が家も1度マンを1人で寝かせようとしたことがある。

夜中に目が覚め、暗闇の中そばに誰もいなければ、当たり前だがこどもは不安で泣く。

 

でも、そこはじっと我慢という。

 

そこを迎えに行かないで乗り切れば、やがてこどもはそういうものだと思って朝まで1人で寝るようになる。

 

という国際結婚をした友人の話だったが、私たち夫婦はそんな我慢ができなかった。

怖い、怖いと泣くことでしかまだ自分の気持ちを表現できない年の子が、私たちを必死に呼んでいるのに、それに応えないだなんて。。

 

自分がやられたらたまらない。

 

男の子だし、そのうち1人で寝てやるぜ!と勝手に自分の部屋で寝る日が来るだろうと、私たち夫婦はもう1つの文化「川の字」を選択する。

 

やがて弟、チキンが生まれると、マンはチキンと寝ると言ってあっさり私たち夫婦を斬り捨てたっけ(笑)

 

さて、それはさておき本題に入ろう。

 

こんな風に私たち夫婦のやることをいつもそのまんま受け止めてくれた義母だが、1つだけ反対したものがある。

 

それが、There's no such things as ghosts!  

               (お化けなんてないさ🎵)である。

 

 

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絵もかわいいし、 イギリスに来る前に何度か読んでやったことがある。いろんなことが分かるようになってくる、2歳、3歳ぐらいの頃だったかな。

 

息をのむとはこのことか、、

 

マンは真剣にそして静かにビックリした顔をしていた。

 

初めて見るその顔がかわいくて、ちょっとベッドに行くのをぐずれば、

 

「あの本に出てきた子、覚えてる?」

 

なんて、声をかけたっけ。。

 

マンはすぐに歯を磨きに行った。

 

そんなやりとりを見た義母が、ある日マンにどんなお話なのかを聞いた。真面目な顔して一生懸命説明するマンに、義母はハハハッと大きな声で笑うと、

 

There's no such thing as ghosts!

 

お化けなんてそんなもの、いやしないから、大丈夫。今日はたくさん遊んで疲れただろうから、早く布団に入ってゆっくり眠りなさい。

 

そう言ってマンを抱きしめ、ベッドへ行くよう促す。マンは素直にベッドに入る。

 

義母は1度として私たち夫婦に「そんなこと言うもんじゃない。」など言ったことはなかったが、さすがにこの、

 

There's no such thing as ghosts!

 

を何度も耳にしていれば、彼女がそれを嫌いなのが分かる。

こどもを必要もないのに脅かすのは悪だ、という彼女のメッセージが伝わってくる。

 

幼いマンは夫と私を通して世界を見ている。

私がいると言えばお化けは存在し、怖いよ〜と言えば怖いのだ。

 

私はマンのちょっと怯えた顔がかわいくて、見たくて、ついでに義母にもその顔を見せたくて、ほんの軽い冗談のつもりだったけど、マンにしてみたらただの恐怖でしかない。

 

自分がやられたらたまらない。

 

それに、脅さなくてもきちんと伝えれば、マンはベッドに行くことを、義母がちゃんと証明してくれたではないか。

脅して言うことを聞かせるのも、また悪。

 

マン、ごめんなさい。 

 

以来、There's no such thing as ghosts! は、私たちのものになり、マン、それから弟のチキンがお化けを怖がった時はこう声をかけ、ぎゅ〜っと安心するまで抱きしめてやる。

 

そう、私達はこども守る立場。忘れてはならない。

 

義母から教わった大切なこと。