今年もたくさんの卒業生がサマースクールに来てくれた。
あの頃の面影を残しつつ大きくなったこどもたちに会うのは本当に楽しみで、これが毎年何とな〜く契約を更新してしまう理由の1つかもしれない😅
私の勤めるプリスクールでは、インターへ進む子はごく稀で、卒業生のほとんどが公立、もしくは英語に力を入れている私立の小学校へ進学する。
プリスクールにいた頃は、
"m😍"
なんて、下の名前で呼んでいてくれたのに、卒業後は、
"Ah... Could you..."
てな具合に近くに寄って来ては、いきなり本題に入ってくる。
照れちゃって、まあ😏
これも成長の証☝️と喜んで追いかけ回しハグなんかしたりしてるうちに、
"Stop it! m😆"
なんて昔の関係に戻ったりする。低学年のうちはね。。。
ところが中学年、高学年ともなるとそうはいかない。
さすがにハグはしないけど(笑)ハローと声をかけても会釈をし、返事もほぼほぼ
yes/no だけになる。
会釈はね、仕方がない。日本に住んでいるのだから。むしろ、よく成長しているよ👍
でも次にあげたyes/no だけによる回答は、毎年のこととはいえ見るのはかなり切ない。
これまで、1日5時間という時間をたっぷり英語に浸ってきた彼らが、小学校入学を機にその時間が日本語に取って代わる。
毎日毎日、日本語による新しい情報、知識が彼らの頭の中にたくさん入ってきて、これまでプリで過ごした英語の情報は引き出しの奥にどんどん押し込まれていく。
日本に住み日本の学校に通っているのだから、それは仕方のないこと。
低学年のうちは、それでもまだ
"Could you..."
と、何とか声をかけてくれていたものが、そのうち黙って手が挙がるようになり、そばに寄ると
これ…
とモジモジと日本語で話すようになる。
私が切ないと感じるのはこのやりとりではなく、明らかに話せなくなってしまったことをこども達自身が感じている、その表情を読み取った時だ。
そばではかつての自分のように、言いたいことを難なく英語で伝えられる、年下の現役プリスクールの生徒がいて、無邪気に話しかけてくる。
どうにかできないかなぁ。。毎年思うこと。
こうしてサマースクールの参加者は、学年を追うごとに毎年減っていき、6年生ともなるともう本当に数えるぐらいしかいない。
古巣のプリスクールではなく塾の夏期講習であったなら、もっと堂々と日本語を使い得意な英語の問題を次々と解いていったであろうに、、
高学年になってもサマースクールに参加してくる子のほとんどが、会話も鍛えなければという保護者の気持ちを汲んで、思いやりで参加しているケースが多い。
先週、金曜日をもって終わったサマースクール。
今日で最後という6年生に、もう会えないので別れ際、ハグならぬ✋肘タッチをさせてもらったけど(ハグ、したかったなぁ。)何だか長年の役目を果たしたとでも言わんばかりの清々しい表情でスクールを去って行った。
何とも複雑な心境だ。