明日は節分。
私の勤めるプリスクールでも、明日は豆まきの行事があり、毎年年長さんにあたるクラスの生徒達がそれぞれこわ〜い?鬼となり、年下のこども達を驚かせ、一斉に豆を投げられるという大役を司どる。
スクールの代表となって、運動会、クリスマス発表会と各行事で中心となって活躍する年長さんは、常に下級生の憧れの的✨
豆まきでは毎年、誰よりも足の速い年長さんが、下級生の攻撃を見事にかわし室内を四方八方、縦横無尽に駆け回る。そんな姿に憧れる子も多いのだろう。
豆まきとアナウンスしただけで、年長クラスのこども達はやっと自分たちも「あの」念願の鬼になれる(笑)とそれはそれは大喜びだった。
ところが、今年は1人だけどうしても鬼は嫌だ😖という子が出てきた。
理由は、鬼は外だから。
鬼といえば悪者で、自分は悪者でもなければ、嫌われたくないのだという。
ウルトラマンになりたい子は大勢いても、悪役になりたいという子はほとんどいない。
ごもっとも(笑)
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彼にとってこれまでの年長さんは、文字通りただの鬼(笑)。悪者に憧れるわけもなく完全に鬼退治をしていたようだ😅。
そこで担任、Johnにも一言声かける。
Z、鬼やりたくないってさ〜 (もちろん、理由と共に)
すると、Johh。やりたくないなら無理にやらせる必要はないと思うけど、、
よし!俺に任せて💪
と午後、鬼のお面を作る前に"story time" 📚
むか〜し、昔。あるところにJohnという名の少年がいて、それはそれは悪いこどもだったそうな。
と、いきなりお話を始めた。
Johnとはもちろん彼自身のことを指し、俺の悪事を止めるには、、
John's father!
と、こども達。
ダメ、ダメ。弱すぎる。(ほんとか😜)
Teacher!
え?どの先生だ? 弱すぎる。(これまたほんとか😜)
Police man!
ダメ、ダメ。もっとタフで筋肉隆々の大きな男だって、とこども達にどんどん要求する。
そしてついに、monsterからの〜 demonを導き出す。
Demon! Yes👍
鬼だって好きで鬼をやってる訳じゃないんだ。
お父さん、お母さんに、先生、警察でも手に負えない悪者をやっつけるには、悪事を止めさせるには、あの体にあの顔は必要なんだ。
鬼って実はヒーローなんだ✨
この話が心に刺さったのか?😅当日はZ、鬼をやると言う。
お面作りも最初は嫌だと言っていたのだが、鬼も本来はいい奴なんだから、笑顔だっていい👍 かわいくたって、ハンサムだっていい👍
好きなように作ったらいい!のJohnの声に、Zは笑顔の鬼のお面を作った。
あとはこのまま心変わることなく本番を迎えられればいいのだけど。。
一件落着♬と思いきや、女子生徒H、
John、じゃあなんで豆投げられるの?(ヒーローなのに)
しーーーーーーーーーーーーーーっ🤞 それを言うな。
Johnの伸びかけた鼻を、いとも簡単にへし折るHだった(笑)