munchkins’ blog

国際結婚、英語、子育て、プリスクールの内情など、つらつら。。

日本人、外国人である前に

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日本人といえば一般的に、真面目で礼儀正しいといったイメージがある。

その一方で、おとなしい、個性がない、自己主張が下手とも言われ、日本人が海外で活躍するには、まず個の力を高め、自分をしっかり主張すること、などがよくあげられる。

 

確かにプリスクールでの会議や、行事毎の反省会でも、積極的に意見を言うのは外国人講師で、私たち日本人スタッフはというと、どちらかと言うと聞き手

彼らの意見を受けて同調したり、時に反対したり。基本的に受け身であることが多いように思う。

 

外国では会議で自分の意見を言わない人は、いないのも同じということで、次回から呼ばれなくなることも、決して稀ではないとか。

確かに自分の意見をしっかり持ち、それを表現する、主張することは大事。

でもだからといって、なりふり構わずどこでも、ただ自分の意見を言えばいいというものでもない。

 

これは数年前にイギリスに帰省したある日のこと。

夫の元同僚が、彼の日本人の奥様と2人のお子さんを連れて夫の実家に遊びに来た。 

私がこちらの家族に会うのはその日が初めてだったが、奥様が日本人ということもありすぐに打ち解け、またこども同士も互いに年が近かったこともあり、すぐに意気投合し一緒に遊び始めた。

 

そんな楽しむ私たちの姿を見て、義母が一緒に夕飯でも🍖と提案してくれた。

義母は私がイギリスに来るたびに、私にも現地の友達ができるようにと何かといつも気遣ってくれる。

近くに日本人の家族が引っ越してくれば声をかけ、先に知り合いになっていてくれたり、ある時など、日本人だと思って声をかけたのが、マレーシア人だった(笑)なんてこともある。(もちろん彼女とは、今でもいい友達🙂) とても優しい人である。

 

ぜひ、喜んで♬

 

というわけで、その日は彼らも一緒に夕飯を食べていくことになった。

 

こども達、何食べる?

スパゲティーを作ろうかと思うんだけど、食べられる?

嫌いなものは? トマトソースで大丈夫かしら?

 

など、細かく質問していく義母。

 

ええ、大丈夫。 

と奥様。

 

そしていざ夕飯が出来上がってみると、お子さんの1人が食べない😔 

 

Could you take  the meat balls out, please.

(ミートボール、取り除いてもらってもいいですか?)

 

ミートボールの入ったスパゲティーは食べる、と言ったにも関わらず。

 

でも、食べないものは仕方がない

 

義母は特に気分を害するでもなく、一旦キッチンに戻ると言われた通りミートボールなしのスパゲティーをよそってきた。

 

それでも、食べない😔。。。

 

どうやらソースが口に合わなかったらしい。

 

ごめんね、それじゃあとりあえず、付け合せのパンでも食べていて。

と、スパゲティーの代わりに何を振る舞おうかを考えている義母に、

 

もう少し、柔らかいパンはありますか?

この日テーブルにのぼっていたのは、フランスパン。硬くてお子さんが食べられないと言う。

 

食パンならあるけど、、

いや、食パンは。。😔

 

コーラやファンタといった炭酸はありますか?

この時テーブルにのっていたのは、何種類かのフルーツジュース。

 

さすがの義母も少し呆れた表情をみせた。

息子や私の友達だと思うから、何も言わなかったと思うが、相当気分を害されていたと思う。

それはそうだろう。用意するもの全てにダメ出しをされているのだから。

 

外国人ははっきり物を言う。だから私たち日本人も、なんでもオープンにはっきりと物を言うべきだ。

と少しでも思っているようだったら、考え直してもらいたい。

 

何事にも時と場合というのがあり、義母宅はレストランでもなければ、義母もまた、あなた方お抱えのシェフでもなんでもない。 

 

日本人、外国人。

文化的な違いはあれど、基本人間である。外国人だからこのくらいはっきり言わないと分からないだろう、言っても傷つかないであろうというのは、間違っている。

 

たまらず、

何か買ってきましょうか? と私。

 

いえ、大丈夫です☺️。と彼女。

 

もし彼女が私の古い友人であったら、せっかく義母が用意してくれたのだから、もう少し気を遣うよう諭したであろう。

そして義母はイタリアの出身なので、基本ミートボールの入ったスパゲティーは食べないこと。でも、あなたが自分のこどもは食べると言うから、こども達を喜ばそうと心を込めて作ったのだ。これは、日本で言うところの立派な お、も、て、な、し、ではないか。 

あなたには私たちの得意な 「気遣い」を発揮して欲しかった。

といったことまで話していたと思う。

 

日本人、外国人である前に1人の人間としてどう振る舞うか、郷に入れば郷に従えという言葉もあるが、何も自分らしさまで捨てることはない。

 

とても考えさせられる出来事で、これからも決して忘れることはない。